第4回(2016年)

第4回 東日本大震災復興支援「真夏の第九」チャリティーコンサート

日時:2016年8月21日(日) 

開演:13:30 

会場:町田市民ホール 

共催:槌音プロジェクト、NPO法人Mother Board「日本の道」 

指揮:阪本正彦 

演奏:震災復興支援「真夏の第九」オーケストラ(ゲストコンサートマスター林智之:NHK交響楽団)

合唱:震災復興支援「真夏の第九」合唱団 

合唱指導:小谷円香

独唱:Sop.加藤千春、Alt.小谷円香、Ten.渡辺大、Bar.増原英也 

曲目: L.v.ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱付き』

    ブラームス:大学祝典序曲


2016年5月27日 facebookページ投稿より

 

震災復興支援「真夏の第九」チャリティーコンサートが支援する「槌音プロジェクト」の町、岩手県の大槌町へ、昨日今日の一泊二日で行ってまいりました。

昨年2月の初訪問から、これで4度目となります。

現場の現状を知っておくことも大事なことの一つです。

 

以下は写真の説明文になりますので、写真をご覧になると、同じ説明文がついています。

 

初めて訪れた時は、まだ瓦礫をやっと片付け終わり、土地の嵩上げが始まったばかりでした。見渡す限り更地。。。

嵩上げされた土地が増え、道路も仮設から本設に変わったり。嵩上げされた宅地には電柱も立ち始めています。

 

嵩上げの土の確保のため、幾つかの山が崩されています。大槌湾に面した道路の右手側に見るものを圧迫するようにそびえているのは防潮堤です。左側が商業地または宅地となりますが、全く海を見ることは出来ません。津波が来るぞと言われても確かめる術がありませんね。

100年に一度の災害のために、この地に住む方々の生活圏を奪うかのように建設が続く防潮堤。此処にお金を掛けるよりも、避難路の充実、素早い住宅再建に回したほうが、むしろこの町の為だったのではないか?と思わざるを得ません。

 

大槌湾岸には、まだ震災当時のままのものも。奥には嵩上げのために崩された山が。

 

ひょっこりひょうたん島の元となった蓬莱島。

津波で流された鳥居などが再建されました。この日は干潮ということで、島まで歩いていけました。

 

湾内には手の届きそうなところにウニやアワビ。勿論業者以外が採ると違反で捕まります。湾内の中央部には牡蠣や帆立の養殖も。昨年までに比べだいぶ賑やかになってきたようです。

 

電柱も多くなってきました。

 

上から見ても嵩上げ整地が進んでいるのが分かります。

が、肝心の住民が町内の避難先で自宅を建て始めていたりして、こちらにまだ家を建てる方も少ない、または、大工さんが足らず、建築が進まないのだそうです。。。5年を過ぎる、とは、こういうことです。

 

吉里吉里の海岸に建設中の防潮堤。現在使われている右側の道路からも、海を見ることは出来ません。

これはいったい何なのでしょう…

 

吉里吉里の海岸に掛かる、震災当時何度も押し寄せた津波被害を物語る橋。

 

この様に区画もされていますが、まだ住宅が建つには時間がかかります。余りにも長く待たされ、この地区に戻るのを諦め、町内の避難先で住宅を建て始める方が増え、そちらで大工さんが手一杯だからだそうです。

 

帰りに、釜石駅近くの洋菓子店へ。

亀山さんは、震災後の釜石の音楽文化に最も寄与されている凄い方です。勿論、美味しい商品もいっぱい!

 

 

今日もありがとうございました!

そして、「槌音プロジェクト」代表の臺さん、大変お世話になりました。ありがとうございます!

夏の演奏に向けて、頑張ります。

https://ameblo.jp/dirigent-orchestra/entry-12164379089.html?frm_src=thumb_module


 

 

 

この度、当団体は正式名称を【震災復興支援「真夏の第九」】に変更いたしました。
第2回より使用していた名称と同名のオーケストラが既にあり、混同を避ける観点から検討いたしました結果、設立趣意をそのまま団体名称とする次第です。
今後とも、【震災復興支援「真夏の第九」】をよろしくお願いいたします。

 

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実行委員長の小宮です。

オーケストラ初回練習が無事終わりました!
初回から例年にない出席率で幸先の良いスタートを切ことができました。
NPO法人「日本の道」槌音ホール担当でいらっしゃいます竹森様よりお話を頂くなど充実した時間を過ごし、団員の士気の高まりを肌で感じております。...
練習後は決起会、学生と社会人の垣根を越え交流を深めました。
今後とも震災復興支援「真夏の第九」をよろしくお願い致します。

 

小宮 竜一

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本番まであと1ヶ月となりました。

昨日のテレビで、桐谷健太さんが「海の声」を歌ってらっしゃいました大槌町に、町の人々が集い、心の拠り所となる音楽ホールを、というプロジェクトのチャリティーコンサートです。

 

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合唱練習も残すところ、2回となりました。皆さん、歌う姿がびしっと決まってきましたね!次回の最終稽古でこれまで練習してきたことを確認し、オケ合同稽古、GP、本番と怒濤の8月が始まりました。
ところで、ちらっと写っている美味しそうな蕎麦ですが…
練習会場近く、南林間「さかい」さんです。真夏の第九実行委員が打ち合わせ、暑気払いと何かとお世話になっている蕎麦屋さん。とても美味しいです。お近くの方は是非、おでかけ下さい(^^)/
真夏の第九のチラシがあるはずです。

 

 

第4回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「真夏の第九」、無事終了致しました。

台風が重なる中、偶然にも傘の要らないお天気に恵まれて、沢山のお客様にご来場ご来聴いただきました。ありがとうございました。

 

受付での混雑煩雑等は、全てこちら側の不手際でございます。あらためてお詫び致します。

 

また、入場料による槌音プロジェクトへの寄付金額は、会計報告が上がり次第、後ほどこちらで、小宮実行委員長より演奏会終了の挨拶と共に、皆様にご報告致します。

 

 

昨年聴いた感動からコーラスを始められた方や、第九は初めてという演奏者もいらっしゃいました。

昨年と同じソリストの方々、そして弦のトップにはコンサートマスターを務めてくださった林さんをはじめとするプロ奏者の方々に主旨賛同いただいての、音楽の奥行きの広さに日々感動した約二月半でした。

 

時に挫けそうな心を支えたのは、昨年から4度訪れ実際に目にした大槌町の姿であり、応援する心を忘れてはならないと何度思い起こしたことでしょうか。。。

 

また、オーケストラでの課題は、学生たちと演奏経験人生経験豊富な社会人の方々との融合でした。学生たちには同じ年代または学校であることの連帯感の殻を早い時期に破ってほしいと、いつも願っているのです。この辺りは若さ故なのかも知れませんが…

 

ただ決して多くはないリハーサルの一つひとつが、貴重な経験と勉強、研究の場でもありました。演奏に参加されたメンバー全員に感謝申し上げます。ありがとうございました!

舞台監督としてお願いしておりました本野さんには、本当に直前まで、ステージ上の変更に対応していただき、ありがとうございました。ご迷惑をお掛けしました。

 

やる度に課題が増えていくような第九ではありますが、歌声のみならず、言葉が持つ力、そして音が醸し出す破調、調和は、正にライブが最高でありました。

 

来年は8/20(日)、渋谷にて行われます。

演奏に参加していただきました方々、ご来聴いただきました皆様、来夏にまたどうぞよろしくお願い申し上げます。


去る8月21日に開催されました、第4回震災復興チャリティーコンサート「真夏の第九」には、多大な応援をいただき、誠にありがとうございました。

遅くなりましたが、結果について以下のとおりご報告いたします。

今回、ご来場いただいたお客様は500名を超え、チケット代から50万円を槌音プロジェクトへ寄付する事ができました。

また、町田市民ホールに設置された募金箱には128,024円の善意が寄せられました。

募金を呼びかけてくださったソリストの皆さまのご協力もあって、過去最高の金額となりました。

回数を重ねる度に、ご協力くださる人達の輪が広がり、こんなに嬉しい事はありません。

第5回震災復興支援チャリティーコンサート「真夏の第九」は、平成29年8月20日(日)、渋谷さくらホールにて開催いたします。

これからも、オーケストラ・合唱団員一丸となって、復興支援への熱い思いを胸に音楽を奏でてまいります。

皆さまからのご支援の声が、私どもにとって何よりの励みです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

            震災復興支援「真夏の第九」実行委員会