第9回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート

 「真夏の第九」

日時:2022年8月14日(日) 開場13:00 開演14:00

会場:ティアラこうとう

主催:震災復興支援「真夏の第九」実行委員会

共催:槌音プロジェクト、NPO法人Mother Board「日本の道」

演奏:震災復興支援「真夏の第九」

独唱:Sop.加藤千春、Alt.小谷円香、Ten.渡辺大、Bar.増原英也

指揮:阪本正彦

曲目:L.v.ベートーヴェン/交響曲第9番『合唱付き』他

全席自由席 1,000円

一般販売はeチケットとなっております。

https://teket.jp/1319/12753

 

 

第8回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート
 「真夏の第九」

 

 日時:2021年8月7日(土) 13時開場 14時開演

場所:杉並公会堂 大ホール

全席指定:1000円

 曲目:ベートーヴェン 交響曲第九番「合唱付き」

 

指揮:阪本正彦

コンサートマスター:松本克巳

ソリスト:加藤千春(ソプラノ)小谷円香(メゾソプラノ)渡辺大(テノール)増原英也(バリトン)

 

支援先:大槌町に音楽ホールmemorialhall「槌音」を!http://japanroad.exblog.jp/18576157

 

チケットお申込み先、お問い合せ先:hukkodaiku@gmail.com

 第8回演奏会に寄せて             

                  指揮 阪本正彦

 

 これまでに震災復興チャリティーコンサートとして7回の演奏会を開催いたしました。大自然や人間の様々な表情を音に託し、聴く人に勇気と希望を与え、またその想いを被災地の方々へ、という団員一同の希望を込めて真夏に第九を演奏しています。
8回は震災復興に強い関心を寄せてくださるプロ奏者の皆様と共に、想いを届ける演奏会にして参ります。
 

 始まりは、学生のたった一言「先生、自分はまだ第九を歌ったことがないんです。歌ってみたい」。夢は諦めなければ叶えることが可能であることを実感してほしくて、まずは「真夏の第九」として立ち上げました。やるならばチャリティーでやろうよと声を上げ、この企画はスタートいたしました。つぶやいた彼を含め、若い彼らに、途中で投げ出すとか諦めるとかをしてほしくなかったからです。最終的にチャリティーコンサートとして多くの皆さんのお力を得て実現できたことは、大きな喜びでも有りましたし、また感謝し尽くしても足りません。
 元々はこの1回限りの演奏会でしたが、合唱の方々から翌年も「歌いたい」との要望が上がり、それを受けて第2回(その回は訳あって第九ではなかったのですが)を開催し、以降、今回まで継続している演奏会となっています。

 第3
回の頃より、社会人の方々にも多く加わっていただくようになりました。またご来場の方々からも多くの募金をお寄せいただき『槌音プロジェクト』へ届けて参りましたが、回をかさねるにつけて、支援先の様子も知らなければと、震災から4年の初夏に大槌町を初めて訪れました。『槌音プロジェクト』代表の臺 隆明さんにご案内いただいた海辺の町の様子は、4年〝も〟経つのに少しも片付いていないように見え、復興への遠い道のりを目の当たりにしました。そのような状況下でも、「子どもたちに本物の音楽を、本当の響きを、そしていざという時には避難所としても使用できるような、町民が使え、また雇用も生み出す音楽専用ホールが欲しい」という臺さんの熱い思いに共感し、現在も継続して支援しております。
 大槌町には、ようやく数年前に新しい市民交流施設が建ち、その中に稼働客席のある小ホールができました。汎用性を伴ったホールだけに、まだ音響などの改善点が残されているそうで、私たちの支援も今後、そちらの改修に活用してくださるとのことです。
  

 一昨年の演奏会では大槌町から数名の中学生をお招きすることが叶い、合唱の一員として一緒にステージで歌っていただきました。また、大槌町出身で都内の音大に進み、ステージスタッフとして運営に関わってくださる方もいらっしゃり、長年の交流が実を結び始めています。

 
 昨夏はやむなく開催中止といたしましたが、今夏の第8回は、感染予防&短時間ということで、第九のみ演奏します。
諸処の状況から少ないリハーサル時間で演奏会を迎えることとなりますが、今までと変わらぬ熱量を持って臨んでいます。短い時間ではありますが、若きベートーヴェンがシラーの詩に出会った衝撃、そして30数年を経て昇華された、集ってくださった演奏メンバーによる今夏だけの第九をお聴かせ出来ることかと思います。どうぞご期待くださいませ!